【ロサンゼルス13日共同】米ハリケーンセンターによると、ハリケーン「アイク」が13日未明(日本時間同日午後)、米南部テキサス州のメキシコ湾岸にあるガルベストン付近に上陸した。5段階の分類で下から2番目の「レベル2」だったが、同日朝「レベル1」に勢力が弱まった。CNNテレビによると、折れた木の枝が頭に当たるなどして3人が死亡した。
ブッシュ米大統領は同日、今回のハリケーンについて「多くの被害をもたらす大きなものだ。なるべく早い時期に、テキサス州政府などの復興作業の支援を行いたい」と述べた。
AP通信によると、テキサス州湾岸部では約100万人が避難。ガルベストンの北西にある同州の中心都市ヒューストンでは約200万人が自宅などにとどまっているとされ、州政府や地元当局が厳重な警戒を呼び掛けている。
CNNテレビによると、ヒューストンとその近郊で、約180万世帯が停電となった。