自民党総裁選は14日、麻生太郎幹事長(67)が新総裁に選出されるのが確実な情勢になった。共同通信社は13、14の両日、投票権を持つ全国の自民党員・党友を対象に支持動向調査を実施。麻生氏に投票するとの回答が50・7%と過半数で、8・1%の小池百合子元防衛相(56)ら4候補を大きくリードした。
14日までの党国会議員への取材で、麻生氏が387人のうち6割前後を固めており、1回目の投票で決着する勢いだ。ただ支持する候補を変える議員や党員が出る可能性も残っている。
党員調査によると、麻生、小池両氏に次いで石原伸晃元政調会長(51)の7・5%、与謝野馨経済財政担当相(70)の5・1%、石破茂前防衛相(51)3・5%の順。地域別では小池氏が東京、石破氏が鳥取県とそれぞれ地元で1位となった以外は、45道府県で麻生氏がトップに立った。
国会議員の動向調査では、麻生氏支持が387人のうち200人を突破するのは確実で、2位の与謝野氏の50人前後と大差がついている。小池、石原、石破氏は伸びても30票超にとどまりそうだ。