日本3名園同士で協力−。偕楽園(水戸市)を日本一の梅林にしようと活動している市民団体「偕楽園公園を愛する市民の会」に協力するため、岡山市の市民団体「岡山藩郡代津田永忠顕彰会」が後楽園(岡山市)で育てた梅の苗木を寄贈することになり、14日、梅の品種目録を手渡した。
水戸市にない品種の梅が後楽園にあるため市民の会の和田祐之介会長(68)が昨年6月に打診、顕彰会が後楽園内で「寒紅梅」など4品種計20本を種から育て始めた。
顕彰会によると、現在は1メートルほどの苗木に成長し、花が咲くのを確認してから2010年秋にも偕楽園に寄贈する予定という。
顕彰会の小嶋光信会長(63)は「岡山の梅を全国の方々に見てもらえるのは大変な喜び。梅を縁に偕楽園との交流を深めたい」話した。
和田会長は「本当にありがたい。後楽園からいただいた梅と紹介し大事にしたい」としている。