大阪府の橋下徹知事は14日、同府吹田市の国際児童文学館で隠し撮りさせたことについて、府職員からマナー違反との指摘があると記者団に問われ、「全く問題ない。こんなのをマナー違反というなら、もっと公務員としての自覚を持ってもらいたい」と反論した。
橋下知事は「職員の文化からしたらマナー違反かもしれないが、(撮影には)公益性も公共性もある」と主張。「納税者の意識として、仕事をしてもらっているか確認するのは当然の義務だ」と述べ、あらためて問題はないとの認識を示した。
府教育委員会の男性職員が職場に盗聴器を仕掛けた問題についても「そんなに大騒ぎすることではない」と強調し、「(これまでの)僕自身の発言や対応の方がよっぽど批判を受けてしかるべきだ」と述べた。