鹿児島県警奄美署は14日、寝ていた長男に熱した油を掛けたなどとして、殺人未遂の疑いで同県奄美市名瀬小俣町、無職里吉広容疑者(61)を逮捕した。容疑を認めているという。
調べでは、里容疑者は13日午後11時25分ごろ、自宅の台所でサラダ油をフライパンで熱した上で、居間で寝ていた長男の無職安田康拡さん(31)の顔や胸に掛け、フライパンで頭を殴るなどした疑い。安田さんはやけどなどで6カ月の重傷。2人と同居している長女が騒ぎに気付き、119番した。
2人は以前からけんかなどのトラブルが絶えなかったらしい。里容疑者は「暴力を加えられそうになったのが腹立たしかった」などと話しており、同署が詳しい動機を調べている。