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2008年09月14日(日) 21時11分

【事故米不正転売】近畿農政局が相談窓口 初日だけで140件産経新聞

 米粉加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市北区)の汚染米転売問題で、農林水産省近畿農政局(京都市上京区)は14日、電話などによる消費者からの相談受け付けを始めた。開始直後から相談電話が相次ぎ、消費生活課の職員7人が対応に追われた。

  ■写真■三笠フーズ社長の謝罪会見

 寄せられた相談は、この日だけで約140件。主に40〜50代の主婦から「今食べているもち米は安全か」「公表された酒造メーカーの焼酎を飲んだが、健康に影響はあるのか」といった質問が寄せられた。

 また、「検査態勢を強化してほしい」「早く全容を解明すべきだ」と農水省に対する批判や意見もあった。消費者だけでなく、米穀店などの事業者からも問い合わせがあったという。

 同課の関将弘課長は「流通経路に不明な部分が多く、消費者が不安に思っている。遠慮なく相談してもらいたい」と話している。

 相談窓口は19日まで、午前8時半〜午後5時15分。電話(075・414・9761)のほか、ファクス(075・417・2149)でも受け付けている。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080914-00000939-san-soci