2008年09月14日(日) 20時09分
もち米から基準の倍の農薬成分 大阪・和歌山、病院や保育園で使用(産経新聞)
米粉加工会社「三笠フーズ」(大阪市)などによる事故米転売問題で、大阪府と和歌山市は14日、病院などに販売され回収した中国産もち米の一部から、国の残留農薬基準(0・01ppm)の倍にあたる0・02ppmの殺虫剤メタミドホスを検出したと発表した。担当者は「食べても人体に影響はない」としている。
消費段階では、京都市の保育園などから回収された米からも同レベルのメタミドホスが検出されている。
府の調査では、病院や福祉施設など計26カ所(大阪、堺、東大阪各市を除く)に計255キロのもち米が納入され、241・1キロがすでに給食などで消費されていた。府は回収した米の一部を抜き取り検査していた。和歌山市では2156キロが市内の宗教法人「神路原神社」に納入され、もちまきなどに使われていた。市は販売元の市内の米穀店に残っていたもち米の一部を回収し検査していた。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080914-00000932-san-soci