2008年09月13日(土) 08時00分
汚染米問題 保育園保護者「何を信じれば…」(産経新聞)
「いったい何を信じればいいのか」。メタミドホスが残留していた三笠フーズのもち米が使われていた京都市北区の上賀茂保育園では12日夜、緊急の保護者説明会が開かれ、不安や怒りの声が次々とあがった。
保護者からはメタミドホスの毒性などに関する質問が相次いだ。主婦(38)は「いったい何を信じて食べたらいいのか分からない」と不安そうな表情。
別の主婦(35)は「三笠フーズの社長は、自分の子供や孫が汚染米を食べる姿を想像してほしい」と怒りをあらわにした。
同園に納入されたもち米の袋には「カリフォルニア産」と書かれていたという。だが実際は中国産で、偽装の可能性もある。池田岩太園長は「これまでカリフォルニア産と信じて食べていたのに…」と困惑していた。
三笠フーズはこれまで「濃度が基準値以下になるのを確認してから出荷していた」と説明しており、同社への不信感はいっそう高まりそうだ。
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