「三笠フーズ」(大阪市)による、農薬などで汚染された事故米の不正転売問題で「福徳長酒類」(東京)は12日、鹿児島県日置市の「西酒造」から買い入れていた芋焼酎の原酒に汚染米を原料にしたものが含まれていたとして「さつま美人」「黒久宝」の2銘柄計8万本の自主回収を始めた。廃棄と回収にかかる費用は約2億円。
福徳長酒類によると、問題の原酒は西酒造が三笠フーズの汚染米を使用して造られた。当初、西酒造から「汚染米の混入はない」との連絡を受けていたが、その後の農林水産省の調査で混入が判明したという。
問題の原酒をめぐっては、アサヒビールがこれを使った芋焼酎約65万本の自主回収を始めている。
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