2008年09月12日(金) 18時47分
東京地検事務官が職員270人のメール盗み見 停職1カ月(産経新聞)
検察庁のコンピューターシステムに不正にアクセスし、他の職員のメールなどを盗み見したとして、東京高検は12日、東京地検事務局総務課の40歳代の男性事務官を停職1カ月の懲戒処分とするとともに、上司だった総務課長ら3人を厳重注意とした。同地検は不正アクセス禁止法違反容疑で捜査していたが、容疑を認め、反省していることなどから同日付で、起訴猶予処分とした。
地検によると、男性事務官は平成19年10月から今年8月にかけ、他の職員のIDとパスワードを使って、職員のメールを盗み見たほか、今年4〜8月には、同様手口で、被疑者名や罪名などが記された刑事事件処理に関する情報を、権限がないにもかかわらず閲覧していた。
調べに対し、男性事務官は「著名事件や人事情報などに関心があり、好奇心を満たすためだった」と供述。検察外部への漏洩などは認められなかった。
職員は、端末提供時に付与される仮パスワードを変更していない職員の仮パスワードを類推してシステムにアクセスしていたという。メールを見られた職員数は約270人にも上ったという。
渡辺恵一東京地検次席検事は「職員が非違行為に及んだことは誠に遺憾。再発防止に万全を期す」とのコメントを出した。
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