2008年09月12日(金) 19時34分
不正アクセスの検察事務官を停職=メール、捜査情報のぞき見−東京地検(時事通信)
東京地検は12日、検察庁のネットワークシステムに不正にアクセスしてメールや捜査情報をのぞき見したとして、同地検総務課の40代の男性事務官を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。不正アクセス禁止法違反容疑でも捜査したが、情報の外部漏えいや不正利用がなかったことなどから、同日付で起訴猶予処分とした。
地検によると、事務官は全職員に与えられるIDを悪用。昨年10月から今年8月にかけ、共通の仮パスワードを変更していなかった約270人のメールをのぞき見した。また、4月の異動で見る権限がなくなった捜査状況の情報も、同様にして閲覧していた。
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