2008年09月12日(金) 22時45分
「情けない」 府教委教育監ら盗聴器問題で謝罪(産経新聞)
盗聴器を仕掛けたのは職員だった。大阪府教育委員会の高等学校課で盗聴器が発見された問題は12日夜、同課の40歳代の男性指導主事が名乗り出たことで急展開をみせた。「他の職員がどんな会話をしているか知りたかったが、えらいことをしてしまった」。震えながら男性指導主事は盗聴に及んだ理由を説明したという。府教委では山崎彰教育監らが会見し「子供たちの個人情報などを守る立場にありながら、このような事件を起こし情けない」と謝罪した。
【写真で見る】これが問題の盗聴器
府教委によると、指導主事は同課の生徒指導グループの席に設置した盗聴器を使って、別グループにある自分の席で勤務時間中などに聞いていた。事情聴取に対し、小さくなって震えながら汗を流し動揺をあらわにしていたという。
高校での教員経験を持つ指導主事の不祥事に、山崎教育監は「子供たちに対して申し訳ない」と顔をこわばらせた。
しかし、くわしい動機や経歴、年齢については「事情聴取中」を理由に明らかにせず、報道陣からは「なぜ説明できないのか」などと厳しい質問が続出。山崎教育監らは「まだ十分に調査していないので」と釈明を繰り返した。
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