2008年09月12日(金) 08時01分
「6月以降でも資金提供依頼」 総連事件で河江被告(産経新聞)
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)から中央本部の土地・建物と資金をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた元公安調査庁長官、緒方重威(しげたけ)(74)と元不動産会社社長、満井忠男(74)両被告の第14回公判が11日、東京地裁(林正彦裁判長)で開かれた。共犯として1審で有罪判決を受けた元信託銀行員、河江浩司被告(43)=控訴=の4回目の証人尋問が行われた。
弁護側の反対尋問で、河江被告は、緒方被告らが資金調達のめどが立たないまま、中央本部の所有権登記の移転手続きをした昨年6月1日以降について、「投資家に資金提供を頼んでおり、(投資家も)それなりに検討していた」と述べた。「資金調達できると最後まで信じていた」との緒方被告らの主張に沿う証言となった。17日の次回公判は緒方被告の被告人質問が行われる。
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