夕刊紙「岡山日日新聞」を発行する岡山日日新聞社(岡山市、松尾雅卿社長)は10日、今月末に解散、10月1日に清算手続きに入り、新会社「岡山日日新聞新社」に営業権を譲渡することを明らかにした。新聞発行は続ける。
販売部数や広告収入の低迷などで赤字が拡大し、累損損失が数億円に上る、という。資本金1億円は株主に返還した。新会社は資本金2000万円、社長に旧社取締役社長補佐の原田克也氏が就任した。
同紙は1946年に「夕刊岡山」として創刊。2003年には、親会社のカバヤ食品(岡山市)から吉備システム(同)に営業譲渡されていた。発行部数約2万部、年間売上高は約3億円。