2008年09月11日(木) 01時32分
上司セクハラで契約社員休職、東京風月堂に170万賠償判決(読売新聞)
上司の暴言で精神的ショックを受けたとして、菓子製造販売「東京風月堂」の契約社員だった女性(22)が、同社に約650万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が10日、東京高裁であった。
宮崎公男裁判長は「発言は許される限度を超えている」と述べ、請求を棄却した1審・東京地裁判決を変更し、約170万円の賠償を命じた。
判決によると、女性は埼玉県内の同社店舗に勤務していた2005年〜06年、男性店長(34)から、「昨夜遊びすぎたんじゃないの」などと再三言われて、精神的ショックで休職に追い込まれ、その後、退職した。
店長の発言について、1審判決は「職場での指導や雑談の域を出ない」として訴えを退けたが、控訴審判決は「女性の人格をおとしめる発言で、到底正当化できない」と批判した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080911-00000000-yom-soci