2008年09月11日(木) 19時57分
【事故米不正転売】首相、事故米の食用転売で再発防止指示(産経新聞)
福田康夫首相は11日、首相官邸に太田誠一農林水産相を首相官邸を呼び、三笠フーズ(大阪市北区)による事故米の食用転売問題について「農林水産省の管理が甘く不十分ではないか」と指摘し、早期の実態解明と再発防止策のとりまとめを指示した。
首相は太田氏に対し、事故米を使用した製品を製造・販売する業者などを含む事実関係の公表を求め、より厳格な検査態勢を早急に築くよう指示した。太田氏はこの後、記者団に「前もって分かるような検査ではなく、抜き打ち的にやるよう指示した」と述べた。
首相は11日夕、官邸で記者団に対し、「事故米を取り扱った業者の不誠実は言語道断だ。それを監督する農水省の検査態勢にも問題がある」と強調した。町村信孝官房長官は記者会見で「1週間程度のうちに問題の全貌(ぜんぼう)を把握して調査結果を報告できるよう農水省が作業を進めている」と述べた。
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