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2008年09月11日(木) 15時05分

三笠の汚染米を九州工場に回収西日本新聞

 事故米を食用に不正転売した三笠フーズ(大阪市)が自主回収した事故米三14トンが11日朝、福岡県筑前町の九州工場に運び込まれた。回収事故米の搬入は6日の23トンに続き2度目。

 九州工場には午前8時すぎ、事故米を積んだトラック3台が到着。元従業員が出勤してきた後、フォークリフトで工場倉庫に保管された。搬入作業には福岡県と九州農政局福岡農政事務所の職員が立ち会った。

 工場責任者の九州事業部長(63)によると、回収した事故米は出荷待ちのため鹿児島県の倉庫に保管していたといい、米袋には鹿児島農政事務所が確認した「事故品」のラベルが付けられていた。

 同工場の従業員12人は9日付で全員解雇されたが、11日は作業のため7人が出勤。日当が支払われるという。

=2008/09/11付 西日本新聞夕刊=

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