最高裁は10日、司法修習を2日に終えた609人中、24人を判事補として採用することを決めた。閣議を経て、20日付で発令される予定。裁判官希望者で不採用は1人だった。
内定者は23−32歳。平均25・08歳で、1989年以降で最も若いという。
女性は7人。これで女性裁判官は547人となり、全体に占める割合は約16%になる。
判事補は毎年100人強が採用されており、12月には別に修習を終える約1800人が対象となる。
出身大学は東京大が12人と最多。以下、慶応大、早稲田大各4人、京都大2人、日本大、大阪外国語大が各1人。
また、最高裁は10日、修習を終えた約200人に対し、本人の希望で送った成績通知書に誤りがあったと発表した。入力ミスで弁護実務の成績などが誤記されたが、元のデータに誤りはなく、修了試験の可否には影響しないという。回収後、正しい通知書を再送付する。