記事登録
2008年09月10日(水) 21時03分

<セクハラ訴訟>逆転勝訴 菓子メーカー店長発言で賠償命令毎日新聞

 菓子メーカー「東京※月堂(ふうげつどう)」(東京都中央区)の契約社員だった20代女性が男性店長から言葉によるセクシャルハラスメントを受けたとして、同社に約650万円の賠償を求めた訴訟で、東京高裁は10日、請求を棄却した1審・東京地裁判決(3月)を覆し、約170万円の支払いを命じた。宮崎公男裁判長は「店長の発言は受忍限度を超えている」と違法性を認定した。

 「キスされたでしょ?」などの店長発言について、判決は「性的に辱めるだけの言動で、名誉を公然と害した。女性は店長の下で働くことに恐怖を抱き、就労意欲を失った」と指摘した。女性は同社の経営店で販売を担当していたが、06年7月から休職し、今年3月に退職した。【銭場裕司】

 ▽東京※月堂の話 内容を確認しておらずコメントできない。

 (※はいずれも、風のかまえの中が「百」)

【関連ニュース】
懲戒解雇:東京学芸大60代教授…学生との不倫で
セクハラ:高校教諭を懲戒免職 デジカメで脚撮影 山梨
セクハラ:千葉大准教授を処分 女子院生に「恋人になれ」
セクハラ:生徒に行為、中学教諭を停職−−新潟市教委 /新潟
セクハラ:派遣女性に行為、課長補佐ら処分へ−−橿原市教委 /奈良

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080910-00000103-mai-soci