2008年09月10日(水) 14時36分
<飛騨牛偽装>丸明の営業自粛解除 9月中旬にも小売店再開(毎日新聞)
岐阜県は10日午前、飛騨牛偽装事件を起こした食肉卸売会社「丸明(まるあき)」(岐阜県養老町)に対する営業自粛の行政指導を解除した。丸明は10日に本社工場を再稼働させ、直営小売店については早ければ今月中旬に営業を開始するとしている。
山田哲也社長は「信頼を回復できるよう、誠心誠意取り組んでいく」と話した。吉田明一・前社長は、食肉の仕入れ担当として社内に残る意向を示している。丸明は11日に仕入れ業務を再開する予定だが、山田社長は「前社長が11日に仕入れ先へ行けば、無駄に世間を騒がすことになる」と話し、社内で今後、前社長が仕入れにかかわる時期を調整していくとした。
県は今年7月29日、丸明に営業自粛を求める行政指導を行った。だが丸明が翌30日、食肉を顧客に提供したため、自粛を再指導した。自粛期間は9月6日までだったが、賞味期限が切れるなどした肉の焼却処分が行われていなかったため、自粛期間が延長されていた。【鈴木敬子】
【関連ニュース】
飛騨牛偽装:12月中旬までに焼却処理 丸明
飛騨牛偽装:前社長の独断運営排除 丸明が県に改善報告書
飛騨牛偽装:岐阜県、営業自粛を再指導 最低40日に
飛騨牛偽装:丸明、指導翌日に肉提供 営業自粛破る
飛騨牛偽装:行政処分を迅速に 知事、野田消費者担当相に要望 /岐阜
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080910-00000045-mai-soci