2008年09月10日(水) 08時00分
「波動水」告訴へ 購入者6人、詐欺罪で(産経新聞)
病気に効くなどとして、効果のない「波動情報水」を作る機器を購入させられたなどとして、仙台市や高知市などの男女6人が10日にも、健康器具販売会社「バイオシーパルス」(福岡市)の幹部社員らを、詐欺罪で福岡県警博多署に告訴することが分かった。経済産業省は5月、「科学的根拠がなく、波動水を飲むと病気が改善するなどと勧誘したのは特定商取引法違反(不実告知など)に当たる」として、同社に連鎖販売(マルチ販売)を6カ月間禁止する業務停止を命令している。同省によると、同社は全国で約1万3000人を勧誘したとされる。
告訴状などによると、同社は平成16年2月から19年2月まで、全国のセミナー会場などで、「波動情報水を飲むと効能が表れる」などとだまし、波動情報水を作る機器などを購入させた。
6人は約1000万〜5000万円をだまし取られたという。購入者の一人は「障害を抱える子供に効くと言われ、波動水の機器と(秋田県の)玉川温泉の鉱石が入った寝具を試したが、効果はなかった」と訴えている。
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