京都府警捜査1課と南丹署は9日、京都府京丹波町の私設更生施設「丹波ナチュラルスクール」に入所していた兵庫県の女子中学生(14)を殴ってけがをさせたとして、傷害容疑で、いずれも京都府南丹市、施設経営者朴聖烈(60)と同責任者森下美津枝(55)の両容疑者を逮捕した。
調べでは、朴容疑者らは8月3日、スクール内で入所者の中学3年の女子生徒に殴るけるの暴行を加え、顔にけがをさせた疑い。朴容疑者は「しつけで殴った」と供述、森下容疑者は「知らない」と否認している。
スクールは不登校やひきこもりの生徒らを預かって集団生活させ、内職などの作業をさせていた。府警が9日に家宅捜索した際には12人が入所していた。
けがをした生徒ら3人が8月中旬に施設から逃げ出し、近所のコンビニに助けを求めて逃げ込んで発覚。入所者が寝泊まりしている部屋には外から鍵がかけられており、府警は生活状況などを調べる。