大きなファイルのやりとりをするときによく使われる通信手段がFTPですワン。「File Transfer Protocol」の略で、日本語ではファイル転送プロトコルとなります。
プロトコルというのは通信をするときの手段のことですね。FTPは、特定のコンピューター同士でファイルのやりとりをするために特化された手段なのです。
「へー、使ってみたい!」と思った人もいるでしょうが、ひょっとしたらもう使っているかもしれません。たいていのウェブブラウザーはFTPサーバにアクセス可能なので、フリーソフトなどをダウンロードするときに、FTPでファイルを落としているかも。ウェブブラウザー以外にも、FTP専用のソフトがあり、これを使うと、大きなファイルを分割してダウンロード、複数のファイルを一度にまとめてダウンロード、などの機能が使えたりします。
が、最近は回線速度も速く、あまり時間がかからないのでわざわざ専用ソフトを使わなくても間に合うケースが多いでしょう。どちらかというと、専用ソフトはアップロードに使われることが多いと思います。ウェブサイト用のデータをサーバーに一度にたくさんアップする場合は、やはりFTP専用ソフトを使うと便利です。また、サイズが大きくなりがちな印刷関係ファイルをオンラインで渡す場合にもFTPが使われたりしています。同人誌や会社のパンフレットなど、お客さんが直接、印刷用のデータを印刷会社のFTPサーバーへアップロードできるようにしているところもあるようです。ワンワン。