記事登録
2008年09月08日(月) 12時55分

<事故米転売>三笠フーズ、正規米と混ぜて販売毎日新聞

 米卸売加工会社「三笠フーズ」(大阪市北区)が過去5年間に、カビが生えるなどした事故米約700トンを外国産の正規米などに混ぜて販売していた可能性の高いことが分かった。三笠フーズの財務担当社員が8日、報道陣の取材に応じて明らかにした。農水省もこの事実を把握しており、流通先の解明を急いでいる。

 この社員によると、混入された事故米は「うるち米」で、その中にはカビ毒のアフラトキシンB1が検出されたものもあった。約1〜2割が正規米に混ぜられ、取引先に販売していたという。

【関連ニュース】
事故米転売:不正の告発、昨年も 工場調査では確認できず
事故米転売:熊本焼酎メーカー「農薬検出されず」
事故米転売:10年以上前から? 買収企業の手法引き継ぐ
事故米転売:汚染米、焼酎業界に波紋
事故米転売:業界「最悪の事態」、消費者団体は行政批判

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080908-00000036-mai-soci