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2008年09月07日(日) 18時15分

<鑑真>ゆかりの地訪ね、日中青少年交流 逆渡航スタートへ毎日新聞

 鑑真(688〜763)が中国から日本に渡航したルートをさかのぼる「逆渡航・日中青少年交流計画」が9日にスタートする。日本人学生25人と中国人留学生6人が大阪から貨客船「新鑑真号」で上海に向けて出発。鑑真ゆかりの地を訪ねながら中国の若者たちと交流を深める。

 中国江蘇省揚州にある大明寺の住職だった鑑真は、12年間に5度の渡航失敗と失明の苦難を越えて753年に来日を果たし、仏教の戒律などを伝えた。計画は日中青少年友好交流年に合わせ、日中関係の有識者が企業の協賛を得て企画した。

 参加学生は8月末、鑑真が創建した奈良の唐招提寺で研修を受けた。中国では大明寺を訪問するほか、南京大学などで中国人学生と意見を交わし、17日に帰国する。早稲田大学客員教授の木下俊彦・実行委員長は「日中の若者の間でどのような相互作用が生まれるか楽しみ」と期待を寄せている。【大谷麻由美】

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