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2008年09月06日(土) 00時36分

旧ソ連諸国の支持得られず=南オセチアなどの独立承認−ロシア時事通信

 【モスクワ5日時事】ロシアなど旧ソ連構成国の一部でつくる独立国家共同体集団安全保障条約機構(CSTO)の首脳会議が5日、モスクワのクレムリンで開かれた。会議後の記者会見でロシアのメドベージェフ大統領は「(グルジアの)南オセチア自治州とアブハジア自治共和国の独立承認への対応は、加盟国が独自に決定する」と述べ、両地域の独立承認問題で一致した支持を取り付けられなかったことを明らかにした。
 CSTOには旧ソ連の親ロシア諸国が集まっているが、ロシアの強硬路線に対する懸念が根強いことが浮き彫りになった形だ。ロシアは加盟国に相次いで経済協力を提示し、支持固めを図っていた。 

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