Microsoftは米国時間9月4日、風変わりな広告キャンペーンを始めた。Bill Gates氏がJerry Seinfeld氏と共に靴を買うというストーリーだ。
Windows.comにも掲載されたこの広告は、NBCで放送されるNFL開幕ゲームのほか、同日夜から主要なテレビ番組でも流される。制作は、3億ドル(推定)で複数年に及ぶ広告制作を請け負った広告会社Crispin, Porter and Bogusky。
この広告の中で、Seinfeld氏はGates氏の靴のサイズを測り(サイズは「10」だった)、服を着たままシャワーを浴びたことはあるかと尋ねる(Gates氏は「一度もない」だった)。そして最後にMicrosoftは「何かケーキのようにしっとりとしていて噛みごたえのあるもの」を出そうとしていないかと尋ねる。イエスならパンツの位置を直す時のような仕草をするようにと言うと、Gates氏は体をよじってイエスと答える。
そして、Windowsのロゴと「DELICIOUS」という言葉で終わる。案の定、この広告はYouTubeでも見ることができる。
広告ではAppleを名指ししてはいない。しかし、Microsoftはもはや放ってはおかないと述べたことがある。
この7月、Windows部門を率いるBill Veghte氏は、CNET Newsに対し「大規模な宣伝を行う。いろいろなことを仕掛けるつもりだ」と述べていた。
始まりは今回の高価な広告ではなく、急遽企画された「Mojave Experiment」だった。これは、Vistaをそれと知らせずにVista懐疑派に使わせ、その反応を見るというもの(同社は近頃、オンラインキャンペーンを補完すべく、MojaveをベースにしたケーブルテレビのCMを始めた)。(CNET Japan)