Microsoftは米国時間9月4日、Patch Tuesday(同社が最新パッチを公開する毎月第2火曜日)向けの4件のセキュリティ情報を事前に発表した。この発表は、Patch Tuesday前に、各企業のIT部門に注意を促すのが目的だ。
これら4件の深刻度は、いずれも最も深刻な「緊急」となっている。
緊急レベルのパッチのうち、2件が「Windows Media Player」、1件が「Windows」、1件が「Microsoft Office」の脆弱性に対応する。これらの脆弱性は、いずれも遠隔地からのコード実行に悪用される恐れがある。
Microsoftは10月から、新たに発見された脆弱性に関する技術的詳細をソフトウェアメーカーに事前に提供し、メーカーが脆弱性の一般公表前に製品をアップデートできるようにする試みを開始する。またMicrosoftは同月、各セキュリティ情報にExploitability Indexを付し、システム管理者らがパッチに優先順位を付けられるようにするサービスも開始する。(CNET Japan)
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