茨城県議会での議員の写真がブログ(インターネット上の日記)に掲載され「居眠りしている」と批判されたため、県議会の傍聴規則が4日までに、改正された。8日施行される。
撮影許可を報道関係者や「公益的見地から必要と認められる者」に限定、議事妨害が予想される場合には傍聴者に身分証明書の提示も求める。
県議会事務局によると、身分証の提示を求める傍聴規則は全国の都道府県議会で初めてという。
ブログは男性が作成。2010年3月に開港予定の茨城空港をテーマにしており、傍聴した6月の定例県議会も取り上げた。居眠りする一部の県議の写真を掲載し、「終始眠っておられた」「無責任ジジイ」などと論評した。
県議から「傍聴目的として適切なのか」と意見があり、議長決裁で改正された。
日本共産党の大内久美子県議は「会議公開の原則に反するものだ」と撤回を求めている。