欧米との対決求めず＝制裁発動なら対抗措置も−ロシア大統領（時事通信）

2008年09月01日(月) 01時19分

　【モスクワ31日時事】インタファクス通信によると、ロシアのメドベージェフ大統領は31日、同国テレビとのインタビューで「ロシアはいかなる国との対決も求めておらず、孤立化の道を進むつもりはない」と述べ、欧州や米国などと可能な限り友好関係を発展させる考えを明らかにした。
　同大統領は一方で、何らかの対ロシア制裁が発動された場合は、対抗措置を取ると言明、9月1日の欧州連合（EU）緊急首脳会議を前に、ロシア制裁論の高まりをけん制した。グルジア紛争や南オセチア自治州、アブハジア自治共和国の独立承認など強硬路線で国際社会との対立が深まる中、硬軟両様の姿勢を示した形だ。　

【関連ニュース】
・〔写真ニュース〕ゴリ市内の避難民キャンプ
・〔写真特集〕ロシア軍グルジア侵攻
・〔用語解説〕「南オセチア自治州」
・対ロ制裁見送りへ=1日にEU緊急首脳会議
・グルジア、対ロ外交関係を断絶=ロシアは南オセチアと基地設置協定