2008年08月30日(土) 00時14分
<新銀行東京>37億円の赤字 08年4〜6月期(毎日新聞)
新銀行東京(東京都新宿区)は29日、08年4〜6月期決算を発表した。不良債権処理額が前年同期比約2倍の43億円となったことなどが響き、税引き後損益は37億円の赤字となった。赤字額は今年9月中間決算では73億円と見込んでおり、既にそのほぼ半分に達したことになる。
融資・保証残高は今年3月末より171億円増えたが、中小企業向けについては164億円減少した。都は7月に実施した1016億円の減資に伴い、603億円を減債基金に積み立てる義務が生じている。現在の積立残高は63億円で、残る540億円の積み立て分を補正予算案として9月議会に提出する。
会見で石原慎太郎都知事は、銀行の現状について「うまくいっていると思う」とし、「9月にはある形の方向を、年内にはさらに進んだ段階の展開を報告したい」と述べた。【市川明代】
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