2008年08月30日(土) 21時04分
タイ反政府勢力の抗議活動激化、サマック首相窮地に(読売新聞)
【バンコク=田原徳容】タイのサマック首相の退陣などを求める反政府勢力「市民民主化同盟(PAD)」によるバンコクの首相府などでの抗議活動は30日、5日目に入り、政府筋によると、全土で3万人規模に膨れあがった。
南部プーケットなど2空港では、デモによる封鎖で110便以上が欠航するなど影響が深刻化。事態打開に苦慮する首相に対して、政権内部からも辞任を求める声が浮上し、首相は窮地に追い込まれている。
PADは、タクシン元首相派のサマック内閣を打倒し、政治の舞台から“タクシン色”を根絶することが目標で、同日も「妥協しない」と座り込みの継続を誓った。一方、首相は「抗議活動に屈して辞めることはない」と述べ、プミポン国王への情勢報告のため南部ホアヒンの離宮に向かった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080830-00000042-yom-int