記事登録
2008年08月28日(木) 12時01分

宇宙ステーションがマルウェアに感染ITmediaエンタープライズ

 国際宇宙ステーション(ISS)のコンピュータがマルウェアに感染したと、セキュリティ企業各社が8月27日、報道などを引用して伝えた。

【「国際宇宙ステーション(ISS)」 最新記事一覧】

 F-Secureのブログによれば、感染したのはオンラインゲームのパスワードを盗み出すマルウェアだった。もっとも、ISSではインターネットに接続することができないため、パスワードが盗まれる術もなかった。

 マルウェアは、USBメモリを通じてISSのノートPCに感染したもよう。英Sophosの研究者グラハム・クルーリー氏がブログで伝えたところでは、幸いマルウェアはウイルス対策ソフトで検知され、感染が拡大することはなかった。しかし、「なぜ宇宙へ持っていく前にウイルスチェックをかけておかなかったのか」とクルーリー氏は疑問を呈している。

【関連記事】
→ 「ブログ」 最新記事一覧
→ 「F-Secure」 最新記事一覧
USB型ウイルスや不正サイトの存在が顕著に——トレンドマイクロの上半期リポート
マルウェア付きMP3プレーヤーにご注意、感染したUSB機器発見が相次ぐ
USBメモリ経由のウイルス感染が拡大

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080828-00000037-zdn_ep-sci