記事登録
2008年08月27日(水) 10時30分

ネットオークション出品代行店−アメリカ発の新ビジネス、人気にアキバ経済新聞

 インターネットオークション出品代行を行うスナッピーオークションズ(千代田区神田淡路町2)が、注目を集めている。

 同社はアメリカに本部を持つ、インターネットオークション出品代行を行う日本法人。昨年12月に下目黒店(目黒区)をオープンし、2008年2月に秋葉原店(神田淡路町2)をオープンした。場所は外堀通り神田郵便局向かい。

 同店ではインターネットオークション出品全般に関する疑問、手間、不安などを抱えている人に代わり、Yahoo!オークションに出品代行を行う。取り扱う商品カテゴリーは基本的に、Yahoo!オークションカテゴリーに順ずる。取り扱いに免許が必要な物や、法に触れる物、極端に大きい物などは取り扱わない。

 サービスの流れは、出品を希望する対象物をスナッピーオークションズに持ち込み、そこで相場価格、スタート金額、最低落札価格などを検討する。その際5,000円以上の値が付くと思われる物が対象となる。出品を希望する場合は商品を預けると、写真撮影、商品コメント、出品ページ作成、落札者との連絡などオークションに関わるすべてを代行してもらえる。

 商品が落札された場合は落札代金から、手数料を引いた額が振り込まれる。手数料は3,000円〜5,000円=落札代金の50%、5,001円〜50,000=落札金額の38%、50,001円〜200,000円=28%、200,001円以上=18%。別途出品費用1,050円が発生する場合がある。

 インターネットオークション代行について、同社担当者は「日本でのオークション代行ビジネスを専業で行っている企業はほとんど無い。利用対象者として考えているのはインターネットオークションを利用したことがない個人の方だが、企業からのニーズもある」と話す。さらに、「ゴミを出すのにもお金がかかる現在、売ることによりそこから利益が生まれる。欲しかった人にとっては安価で購入できる。オークションには商品のサイクルを活発にする効果もある。捨てるのではなくリサイクル」と続ける。

 「今後3年で300店舗の出店を目指す。日本独自のサービス展開として出張引き受けや、アメリカの本部とも連携し日本から海外への出品を行っていきたい。日本で売れそうになかったとしても世界中にはまだまだ大きなマーケットがあるのでは」とも。

【関連記事】
「シティーハンター」の「100tハンマー」原寸大展示−ヤフオク出品(アキバ経済新聞)
コトブキヤ、オークション出品中の等身大フィギュアを展示(アキバ経済新聞)
海外向け情報サイト「AKIBA Today」開設−アキバ発世界へ(アキバ経済新聞)
スナッピーオークションズ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080827-00000000-hsk_ab-l13