2008年08月27日(水) 18時32分
海賊版XPは壁紙が真っ黒に、MSが一部地域で違法コピー対策強化(Impress Watch)
Microsoftは26日、Windows XP Professionalにおいて、正規品であるかどうかを確認するプログラム「WGA Notification」(以下WGA)を近日中にアップデートすることを明らかにした。デスクトップの壁紙を黒一色にするなどして海賊版の使用を警告する機能が追加される。
WGAは、ユーザーが利用しているWindows XPが正規版かどうかを確認する違法コピー対策プログラムで、自動更新機能を通じてインストールされている。米国では2004年9月から試験的に開始、日本では2005年7月にスタートした。海賊版と判定されたWindowsでは、最新版のWindows Media PlayerやInternet Explorerのほか、多数の更新プログラムがインストールできなくなる。
Microsoftが今回発表したWGAのアップデートは、Windows Updateを通じて配布される予定。機能面では、海賊版のWindows XP Professionalを使っているユーザーに対して、ログイン後のデスクトップ画面の壁紙を黒一色にする。壁紙は元に戻せるが、60分が経過すると再び黒一色の状態に戻るという。
また、デスクトップ画面右下には、海賊版を利用している旨を伝える警告画面が、正規ライセンスを適用するまで表示される。この警告画面は従来のWGAでも表示されていたが、Microsoftでは壁紙を黒一色にすることで警告画面を目立たせる狙いがあるとしている。
なお、マイクロソフト日本法人によれば、今回のアップデートは一部地域で実施されるが、日本での開始時期は未定だという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080827-00000037-imp-sci