2008年08月26日(火) 20時36分
元信託銀行員「総連にうそをつくよう指示された」 総連事件(産経新聞)
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)から中央本部の土地建物と資金をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた元公安調査庁長官、緒方重威(しげたけ)(74)と元不動産会社社長、満井忠男(74)両被告の公判が26日、東京地裁(林正彦裁判長)で開かれた。共犯として起訴され、1審で有罪判決を受けた元信託銀行員、河江浩司被告(43)=控訴=が検察側証人として出廷し、「(総連側に)資金調達できたとうそをつくように緒方被告らに指示された」と証言した。
河江被告は、分離して行われた自らの公判では「だますつもりはなかった」と否認していたが、この日は検察側の主張に沿う証言をした。
河江被告は、中央本部の購入資金について、投資家から提供されるめどが立っていなかったことを認め、「緒方被告にも説明していた」と証言。「資金調達できないことを総連側が知れば、不動産売買の契約はできなかった」と述べた。
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