2008年08月25日(月) 17時55分
トヨタ 9車種で1〜4.1%値上げ 乗用車は34年ぶり(毎日新聞)
トヨタ自動車は25日、「プリウス」などハイブリッド(HV)の乗用車2車種と小型トラックなど商用車7車種の国内向け希望小売価格を9月1日から引き上げると発表した。値上げ率はHVが一律3%、商用車は1〜4.1%で平均2%。トヨタがモデルチェンジを伴わずに値上げするのは92年以来16年ぶりで、乗用車の値上げは74年以来34年ぶりとなる。
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プリウスとスポーツタイプ多目的車(SUV)「ハリアーハイブリッド」を3%引き上げる。プリウスSの場合、7万3500円上がり238万3500円になる。商用車は小型トラック「ダイナ」など。商用車の値上げ率は各車種の主要グレードだと1〜3.3%になる。
今年度の自動車用鋼材が前年度比3割強値上がりするなど原材料高が深刻で、コスト削減努力だけでは対応しきれないと判断した。ただ、国内市場が低迷していることから販売への影響を考慮し、競合車種が少なく、ガソリン高を背景に売れ行きが好調なHVの一部と他社が値上げ済みの商用車に絞った。
他のHVやガソリン車については今後、モデルチェンジなどに合わせて価格を見直す方針だ。
値上げを巡っては、日産自動車などがトヨタに追随する意向を示していたが、トヨタが一部車種に限定したことで他社の価格戦略にも影響を与えそうだ。【宮島寛】
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