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2008年08月25日(月) 19時05分

出まくり加護VS週刊ポスト 「法的処置」どこまで本気?J-CASTニュース

 著書の発売にあわせて、メディアへの露出を増やしている元「モーニング娘。」の加護亜依さん(20)だが、インタビューの内容をめぐってトラブルが発生している。加護さんがブログで「私の意に反する内容が書かれている」と嘆いたほか、出版記念会見の場で出版社の社長が「場合によっては法的処置の用意もさせてもらう」と、強硬姿勢をあらわにしたのだ。とはいえ、本人も社長も、どの週刊誌なのか、どこがどう違っているのかも明らかにしていない。いったいどこまで本気なのか。

■「言っていないことをサラサラ書かれていて」

 加護さんは2008年8月25日、喫煙や事務所の解雇、リストカットなど、未成年時の人生をまとめた対談エッセー集「LIVE 〜未成年白書〜」(メディア・クライス)を出版した。これにあわせて加護さんはメディアへの露出を増やしていたのだが、その中で、何らかのトラブルが発生したようなのだ。

 8月24日に行われた出版記念会見の場で、版元である「メディア・クライス」の木村弘之社長は、

  「一部週刊誌で、事実に反する記事が出ている。確認が取れ次第、場合によっては法的処置の用意もする」

と、穏やかでない発言。加護さんも、

  「言っていないことをサラサラ書かれていて、アレレ?って思いました」

と、困惑の様子だ。8月23日にも、加護さんは自身のブログで

  「記事には私の意に反する内容が書かれてしまっているようです。裏切られた感じでとても悲しい思いです。どうして週刊誌は言ってもいない事を書いたりするのか‥‥本当にショックです。それはいまに始まったことではないです」

と、不快感を表明している。

 会見では、どの記事のどの部分を問題視しているのかについては具体的な言及はなかったが、今後発売される週刊誌を念頭においての発言だったため、首都圏では8月25日に発売されたばかりの「週刊ポスト」08年9月5日号が問題になっているものとみられ、スポーツ各紙も、週刊ポストを名指しで報じている。同誌では、「加護亜依『17歳の処女喪失』『やめられないタバコ』を語る」と題したインタビュー記事を掲載。著書の内容が紹介されているほか、「いつオンナとして目覚めたのか」という問いに、加護さんは困惑しながらも「うーんと、はい、17歳の時ですね。相手は年上でした」などと答えたとされる。

■「社としては、対応していません」という版元の不思議

 もっとも、加護さんは、今回の「週刊ポスト」以外にも、過去の経験をあけすけに語っているようだ。例えば、08年8月21日付けの「東京スポーツ」のインタビューでは、加護さんに「妊娠中絶説」が浮上した時の様子を

  「(マネージャーさんから)『加護…ホントに?』って聞かれて。こっちとしては『何が?』ですよ。私、まだそういうこともシてなかったので(笑う)」

と振り返り、この記事には「中絶報道出た時、私…処女でした」との見出しがついている。今回の「週刊ポスト」の記事では、これよりも、さらにもう一歩踏み込んだ表現になっていたことが、問題化した可能性もありそうだ。

 真意を確認すべく、具体的にどの記事の、どの記述を問題視しているか、提訴のタイミングについて、版元の「メディア・クライス」に確認を試みたが、広報担当者は

  「これは社長案件なので、コメントできません。社としては、対応していません」

と話し、会社としては関与したくない様子。今回の「法的処置」発言は、半ば「社長の独断」である可能性もありそうだ。

 一方の週刊ポスト編集部では

  「担当者が出張に出ているので対応できない」

とのことだった。

 加護さんは、週刊文春(08年8月28日)号のインタビューで、

  「ゼロからのスタートかもしれないけど、これまでイメージを壊したくなくってできなかったことにも今はトライできますから。イメージはもう、壊れたので」

と話していたばかり。今回のインタビュー記事ではどこがどう「壊れた」のだろうか。


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