2008年08月23日(土) 19時04分
王族資産番付をタイ外務省が非難「国王トップは不正確」(読売新聞)
【バンコク=田原徳容】米経済誌フォーブスが20日に発表した世界の王族資産番付で、タイのプミポン国王が推定資産350億ドル(約3兆8000億円)でトップと位置づけたのに対し、タイ外務省が22日、「不正確で事実と矛盾する」と同誌を非難する声明を発表した。
国民から絶大な信望を集める国王に配慮し、慎重な王室報道を求めるタイ政府の姿勢が改めて浮き彫りになった格好だ。
同誌は上位15人の番付を公表。プミポン国王については、タイ王室資産管理局の資産公開が透明性を増した結果、昨年の7倍以上の資産の存在が明らかになったと説明した。2位はアラブ首長国連邦のハリファ大統領で230億ドルだった。
タイ外務省は声明で、「推定資産には国王の個人資産ではないものが含まれている」と指摘した。王室資産管理局が管理する資産には、国王個人に属さないものも含まれているという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080823-00000032-yom-int