二十三日午前零時十五分ごろ、愛知県北名古屋市中之郷諏訪の路上で、男性が血を流して倒れているのを、通り掛かった人が見つけ、一一〇番した。男性は首や背中に刃物で切られたような傷があり、病院に運ばれたが、死亡が確認された。
愛知県警捜査一課は殺人事件とみて、西枇杷島署に捜査本部を設置、男性の身元の確認を急いでいる。
調べでは、男性は三十—四十歳前後で、外国人とみられ、Tシャツにジーンズ姿。身分証などはなく、携帯電話を二台持っていたという。
一一〇番の直前に、近所の住民が大声で言い争う四、五人の男や、現場から走り去る不審な車三台を目撃。うち一台がガードレールに衝突する事故を起こし、男性は衝突現場近くの路上に倒れていた。
現場は名古屋鉄道犬山線の西春駅の西約二・五キロの住宅街。