2008年08月22日(金) 13時14分
江戸っ子は謝らないのか?(オーマイニュース)
そのうどん屋でうどんを頼んで待っていると、たぶん会社の部下だと思われる人たちを連れて、初老のじっちゃんが入ってきた。常連さんみたいで、入るなり、「みんな同じの!」と注文。それしか言ってないのに、メニューを了解できるほど常連なのか? ってか、ほかのものも食えよ。
江戸っ子はほんとめんどくさがりだな(笑)。
その「みんな同じの!」という声を聞いてなかったらしい社員のひとりが「じゃあザルを……」とか言い出して、「もう頼んだんだよ、お前は黙っとけ!」と苦笑。
聞いてないほうも聞いてないほうだが、個人の食べたいものがあるだろうにひとからげなのもなんだかなと。
そのじっちゃん。「何度も電話したのに、その番号は使われていませんって言われたぞ!」と店に文句を言っている。いつ空(あ)いてるかわからないので、電話で確認しようとしたらしいが、電話番号を間違えたのだ。間違えたのだが、自分は店の名刺にある番号をまわしたと主張してゆずらない。
「03の××××の×××6だろ!?」
店員は、「いえ5ですよ」という。じっちゃん「名刺に6ってかいてあっただろう」とゆずらない。「ちょっと名刺見せてみろよ」と、名刺をもらっている間に携帯に電話が来て、一度、店を退席。
外から戻ってきてからは、「その話はいつしたの? 状態」の知らん顔。その名刺には、電話番号の末尾は確かに「5」となっていた。じっちゃんの思い違いで掛け間違いだったわけだ。そのことを悟ったのだろう。
でもさ、けっこうきつめに、電話のことを主張してたんだよ。店の人に、「すまん」のひと言があってもいいんじゃないかと思ったりするわけだ。
江戸っ子ってのは謝るのが潔くないのかしら? それとも、あのじっちゃんだけ?
(記者:木戸 福三郎)
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