2008年08月21日(木) 08時00分
セブン&アイ低価格戦略 食品25〜30%安く 格安店舗展開へ(産経新聞)
消費者の節約志向の高まりを受け、小売り大手のセブン&アイ・ホールディングスは20日、ディスカウント業態の店舗を展開することを明らかにした。傘下の総合スーパー(GMS)のイトーヨーカ堂より25〜30%程度安く食品などを販売する予定で、29日に都内に1号店をオープンする。
ガソリン高や食料品などの値上げなどで「春以降、消費者の低価格志向が強くなっている」(セブン&アイ)ため、低価格に特化した業態の開発に取り組む。
店名は「ザ・プライス」で、商品構成は食料品が8割、衣料と日用品が2割。1号店は東京都足立区のイトーヨーカドー西新井店を改装してオープンする。
低価格を実現するため、品ぞろえを絞り、売り場に大量陳列することで在庫リスクを抑制。メーカーとの直接取引も増やす。チラシの配布回数を減らしたり、正社員以外のパートの割合を増やしたりして店舗運営費も削減する。
1号店の結果次第だが、首都圏や都市部を中心に展開していく予定で、既存のGMSを転換するケースや新規出店を検討している。
中堅スーパーの長崎屋が店舗の大半をディスカウント業態に転換するなど、消費者の節約志向を受け、小売り各社は安売り路線を強化している。
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