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2008年08月21日(木) 11時49分

西武鉄道で「ミステリートレイン」が運転されたオーマイニュース

 西武鉄道(本社:埼玉県所沢市)では、8月19日に夏休み特別企画の行き先不明の列車「ミステリートレイン」が運転された。

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 今年2月に西武鉄道初のミステリートレインが予定されたのであるが、天候上の理由により運転中止となり、今回が事実上初の「ミステリートレイン」の運転となった。

 この「ミステリートレイン」は、2つのコースが設定され、Aコースは、西所沢駅を7時35分発、Bコースは西武園駅を9時53分発とそれぞれ各250名の参加者は、謎の行き先を求め電車に乗り込むこととなった。

 その、Bコース西武園駅発「ミステリートレイン」に同乗し、リポートします。

 「西武線ミステリートレインで行く、秩父鉄道パレオエクスプレスの旅」と題した企画であるため秩父方面ということは、おおよその予想はつくが、果たしてどこへ?

 西武園駅を出発したミステリートレインは、西武園線で東村山へ、ここで進行方向は変わり、新宿線に入り、所沢でまた進行方向が変わり、池袋線に入った。行き先も興味あるが途中の駅、入間市駅では特急専用ホームに停車し、仏子駅では回送列車用の線に停車し、飯能駅では入換線に停車し、高麗駅、吾野駅、芦ヶ久保駅では回送の待避線に停車し、普段は、味わうことのできない行程を演出。

 楽しませてくれながら西武秩父駅へ向かった。ここで西武鉄道の車両は、秩父鉄道へと入り、合計進行方向も4回変わり秩父鉄道の三峰口へと向かった。

 その間、車内では、西武一日フリー乗車券や秩父鉄道グッズの当たる抽選会が行われ、多くの家族連れが盛り上がった。

 終点三峰口駅に着いた参加者は、Aコースの参加者を乗せたSL列車の到着を待ち、C58形蒸気機関車と対面した。三峰口駅から待望のSL列車に乗車して懐かしいにおいと自然溢れる秩父路を満喫し、寄居駅まで行き西武鉄道の車両に乗り換え秩父鉄道線から西武線を経て所沢駅へ戻りミステリートレインの旅は終了した。

 またAコースは、Bコースと逆パターンの行程でSL列車は寄居駅から三峰口駅までの乗車である。

 参加した親子や家族連れにとっては、忘れられない夏休みの楽しい1日の旅であったことに違いないであろう。

(取材協力:西武鉄道 秩父鉄道)

(記者:勢 芳明)

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