2008年08月21日(木) 11時45分
携帯、家族割引の恐怖(オーマイニュース)
娘の携帯を作ろうと思って某携帯ショップに行ったんだ。
契約を進めていくうち、妙なことを発見。家族で割引できるプランの確認で、親機になる携帯の番号が、見知らぬ番号になっていた。私のでもなければ、女房のでもない。オヤジやオフクロのでもない。私の兄や弟にいたっては、そのキャリアでさえない。
家族以外で家族割りをする義理のある人は、いなくはないが実行した記憶はない。
その電話にかけてみた。知らないぼそっとした声が聞こえてきた。私の知っている人でそこまでぼそっとした声は聞いたことがない。
「どちらサマですか?」と聞いてみた。こちらからかけておいて、しかも名乗りもせずに、いきなりどちらさまですかもないもんだが、まあ、それだけ私も動揺してたってこと。
当然、向こうも「そちらからかけてきたんですよ」と。こちらが名乗ると、向こうも私と同じ名前を言ってくる。
なんなんだいったい!? 向こうに身に覚えがなければ、向こうもなんなんだ!? と思っていることだろう。
支払いは別々になっているわけだし、こちらの情報をもらうことだってできないはず。家族割りを一緒にするメリットって、親が少し安くなる程度のこと? 全然意味がない。
キャリア側の端末入力ミス以外考えられない。あるいは、向こうの誰かさんが契約するときに、わけも分からずハイハイと返事して契約しちゃったか。
しかし、実はもうひとつ解せないことが。
私が今の機種に変更したのは、昨年の2月だけど、キャリアを契約したのは、その前の年の夏。
昨年の12月に妻の携帯を作ったときに、初めて家族割引を契約したが、その時点では異変はなかったと思う。なのに、その誰かさんは昨年の7月に家族割りを契約している。しかも4台いっぺん。ひとりが2台ずつ持つ形で。めちゃくちゃ怪しすぎるが、そうするメリットが見えない。
店頭に分離できないかと聞いても、親機の人の委任状がないとできないと言い出す。そんな気持ち悪いままでいられるかい! それ以上のことは、店頭では分からないので、サポートセンターに電話してほしいと言われた。
その場は渋々あきらめ、店を出たのが午後7時過ぎ。ところが、サポートセンターは午後7時までしか受け付けないときた! わけの分からん不安と憤りで眠れぬ朝を迎えたさ。
で、朝、電話してみた。ところが、「それはサポートセンターでは対応できない」と言うじゃな〜い!
頭の中で血管4〜5本切れる音が聞こえてきそうだったよ。どうやら手段としては、ショップに行って、いったん家族割引を解約し、再契約する方法しかないらしい。まあそれで、向こうとのつながりが消えてくれるなら、それでもいいさ。ってなわけで、ショップに行ってきた。家族割引の解約はすぐにできたのだけれど、新たに契約し直すことがすぐにできるかは確認待ち状態となった。 娘の携帯はそれまで、お預け。
でも、まあ、娘の携帯を作るというきっかけがあったおかげで、変なことになる前に、この事実に気付けたので、それだけはよかったんだと思うことにした。
ここのキャリア、やめちゃおうかと思ってしまったが、よそのキャリアだって、似たようなトラブルは、満載なんだろう。
結論から言うと、無事に、分離して、娘の携帯を作ることができた。
私がメインではなかった家族割引を一度解約し、その場で私の携帯をメインにし、家族割引を再契約。その後、娘の携帯を契約。
ところが、これは1日で全部できることではない。結局、新しい家族割引には、娘の携帯は含まれない状態になり、家族契約後の次月から割引が適応されることになる。
この作業に、ショップの人間もセンターに何度も問い合わせ、センターの人間も前例がないことなんで、いろいろあって、ものすごい時間がかかった。夕方午後6時10分くらいに入店したのに、携帯を手にしたのは、午後9時近くになってから。
まぁ、納得のいかないところはあるけど、午後7時閉店なのに、遅くまでがんばってくれたし、次もこのキャリアだな。
(記者:木戸 福三郎)
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