福山市内の60歳代の男性と女性の2人が、息子を装ったなりすまし詐欺で計400万円の被害に遭っていることが14日、分かった。福山東署が詐欺容疑で捜査している。調べでは、11、12の両日、2人の家にそれぞれ、息子を装った男から「携帯電話をなくし、番号が変わった」と電話があった。その後、男から「不倫をし示談金がいる」などと言われ、約200万円を振り込んだ。
東署によると、2人には市内の同じ高校を卒業した30歳代の息子がいるという。5日にも同じ高校の卒業生の実家3軒に不審な電話があり、東署は同窓会名簿が悪用されているとみている。