検索サイトGoogleが提供する、Google Mapsという地図サービスの機能のひとつです。先日、日本に登場したばかりですが、賛否両論で話題になっていますワン。
Google Mapsは、チワワの犬小屋もバッチリ写るような詳細な航空写真でユーザーのドギモを抜きましたが、ストリートビューは、まるで街を実際に歩いているかのように通りの風景を360度見渡せるのが特徴です。マウスのカーソルを上へ動かせば、うーんと伸びをして天を仰いだような青空がひろがる光景が現れます。スゴイですなあ。初めて行く場所をここで確認しておけば、まず迷わないでしょう。どうやってこんな写真を撮っているのかというと、360度全方位を写せるカメラを車の上に積んで、撮影しているそうですワン。
そして、物議をかもしているのがプライバシーの侵害についてです。ストリートビューの撮影車は「えー、毎度おなじみGoogleでございます。ただいま、ご近所の撮影を行っております」てな具合で、アナウンスしながら回っているわけではありません。ほとんどが知らない間に撮影されているので、散歩している自分の姿や、庭にいる自分が写されていることがあります。人物の顔には一応ぼかしが入っていますが、それ以外の情報から個人を特定することは可能です。アメリカでは訴訟問題も起きています。
また、繁華街だけでなく住宅地もかなり細かく見ることができ、自分の家が写っていることを不快に感じる、住所さえわかればどんな家か見られてしまうなんて怖い、という人も多くいます。この新機能をおもしろがる人が多い反面、危機感を持つ人も多くいるようです。まだ日本では一部地域のみで使える機能ですが、今後全国に広がった際にどういった反応が起こるのかは気になるところであります。ワンワン。