2008年08月14日(木) 11時28分
都病院職員が患者230人分のデータを紛失(オーマイニュース)
8月12日の東京都の報道発表によりますと、(財)東京都保健医療公社多摩南部地域病院の職員が、患者個人情報を保存したUSBメモリを紛失する事故を起こしたそうです。
この職員は、病院に許可なく私物のUSBメモリを持ち込み使用した、ということで、当財団は、職員に対しても厳正な対応をするとともに、再度、職員への指導及び情報管理を徹底するとことです。
どうも、7月27日から8月2日の間でなくしたようで、このUSBメモリのデータは、病院の研修医が、診療を行う際の個人的な勉強、また学会発表などの研究に用いるため、患者の個人情報データを保存していたそうです。
このデータには、多摩南部地域病院で研修を始めた時期(1995年4月)から現在まで担当してきた患者、230名分の情報が入っており、病歴の要約、退院療養計画書、診療情報提供書及びご報告、手術記録などが入っていたということです。
多摩南部地域病院では、該当される患者に対し、紛失の内容の説明、および謝罪を開始しているそうです。
このUSBメモリの件では以前、虎ノ門病院の医師もタクシーに紛失したとのことで、問題になったことがあります。最近では、USBメモリの持込を禁止したり、データの持ち出し自体を禁止したりしている企業が増えているようですが、多くの方が、会社データなどをUSBメモリに入れて持ち運びしているようです。
USBメモリはデータをコピーしやすく、比較的大容量で扱いやすいという面がありますが、反面、紛失の問題などがあるため、扱いには注意が必要でしょう。
また、紛失だけでなく、最近では、USBメモリを媒介とするコンピュータウィルスが流行しているようで、セキュリティーソフトの各会社が注意を呼びかけています。
特に、不特定多数の方が使うネットカフェでの使用は細心の注意が必要です。結局のところ、個人の管理と意識がしっかりしなければ、この問題は解決しないでしょうね……。
(記者:山田 太郎)
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