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2008年08月13日(水) 18時56分

邦人記者拘束に「関心」=良好な取材環境へ努力−中国外務省時事通信

 【北京13日時事】中国外務省の秦剛副報道局長は13日の定例記者会見で、新疆ウイグル自治区クチャ県で10日発生した連続爆発事件を取材していた時事通信などの日本人記者3人が一時拘束された問題について「われわれは非常に関心を持っている」と述べ、地元当局と連携して調査していることを明らかにした。
 秦副局長は「新疆でここ数日来発生しているテロ攻撃事件は国際社会の幅広い関心を集めており、多くの記者が取材したいとの希望を持つことを理解する」と言明。その上で「現地の取材で、できる限り良好な環境が整えられることを希望する」と述べ、関係部門と緊密に連携して記者のために便宜を図るよう努力すると確約した。
 一方で「外国人記者が中国で取材する際に、中国の法律を尊重することを望む」とクギを刺した。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080813-00000165-jij-int