【ワシントン=岡本道郎】ライス米国務長官は8日午後、ロシア軍とグルジア軍が交戦した南オセチヤ自治州情勢について、ロシアに対し、グルジアの領土保全尊重と同国内からの地上軍撤退を求める声明を発表した。
長官声明は、北大西洋条約機構(NATO)加盟を目指し、親欧米路線を進めるグルジア支持の立場をより明確にしたものと言える。
一方、米国務省のガイエゴス報道室長は長官声明に先立ち、当事国や欧州諸国との停戦協議のため、特使を同日中に現地に派遣する方針を明らかにした。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080809-3758656/news/20080809-OYT1T00361.htm