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2008年08月09日(土) 00時57分

北京五輪が開幕=厳重警備下、華やかに−史上最多204カ国・地域〔五輪・開会式〕時事通信

 【北京8日時事】第29回オリンピック北京大会は8日夜、当地の国家体育場(愛称・鳥の巣)で開会式が行われ、開幕した。暴動やテロへの警戒から厳重な警備が敷かれる中、史上最多の204カ国・地域から選手、役員合わせて約1万6000人が参加。「一つの世界 一つの夢」をスローガンに掲げた世界最大のスポーツ祭典が幕を開けた。
 アジア都市での夏季五輪は1964年東京大会、88年ソウル大会に次いで20年ぶり3度目で、中国では夏季、冬季を通じ初めての五輪。中国は威信を懸けて巨大イベントを成功させ、国際社会に向けたアピール力を強めようとしている。
 国際オリンピック委員会(IOC)加盟の全205カ国・地域が参加する予定だったが、ブルネイが急きょ取りやめた。
 開会式は午後8時(日本時間同9時)に始まり、色鮮やかな花火で彩られた。選手団の入場は各国・地域の中国語の漢字表記名で最初の文字の画数が少ない順に行進し、日本は旗手を務めた卓球女子の福原愛(ANA)を先頭に23番目に登場。その後、胡錦濤中国国家主席が開会を宣言した。
 聖火最終点火者は84年ロサンゼルス五輪の体操男子種目別で金メダル3個を獲得した李寧氏。トーチを手に「空中遊泳」のようになる仕組みから、聖火台に点火した。
 開会式には福田康夫首相のほかブッシュ米大統領、プーチン・ロシア首相、サルコジ仏大統領ら各国首脳が出席。世界80カ国以上の元首、首相らが北京に集結した。 (続)

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